冬の学校 ものつくり精神を学ぶ in 京都

2014年02月26日 3:00 pm カテゴリ: 

2014.02.24 Mon / 協力:景アート

伝統を守り、革新へ進む。京の若手職人との濃密なひととき。

京都の若手職人集団「景アート」の協力により、迎賓館や俵屋旅館などの名建築に携わるものつくり工房を巡りながら、伝統を大切にしながらも、それに甘んじず新しい世界にチャレンジする精神を学ぶツアーを開催しました。

メンバーが施工を手掛けたクロッシェも見学

今回巡ったのは、景アートのメンバーが在籍する、畳店・工務店・表具店・家具店、そして、施工を担当した「クロッシェ」。クロッシェのブランディングを担当した星加ルリコさんも参加し、ものつくりとその伝え方も解説いただきました。

普段はなかなか見ることのできないところが多く、そこで誇りをもって働く職人の姿を目の当たりにして、参加者からは、「手間をかけた職人の仕事、皆さんの心意気、絆を感じ、うらやましくもあり、自分もさらに精進しなければと再認識しました。」という声が聞かれました。
表具の静好堂中島さんでは、「表千家」と「裏千家」の障子紙の貼り方の違い、「宮内庁」指定のふすまの貼り方(張り方)などを、実演も交えて解説いただき ました。家具のkontさんでは、デザインと構造のバランスの取り方など、椅子づくりの難しさなども教えていただきましたが、なにより日本を代表する名工 房の次世代を担うメンバーと交流できたのが参加者のみなさんにとっては価値があることではなかったでしょうか。